レビュー:EVP by Alan Rorrison

御機嫌よう!
お嬢様マジシャンですわ!

 

先日散々「オカルトが大好き!!!」と語った手前、オカルトに通ずるマジックからレビューした方が良いかしら……なんてわたくし考えましたの。

というわけで早速、クリティカルに心霊現象が起こせるマジック

「EVP by Alan Rorrison」

を、紹介していきますわね!

高額商品でレビューが少ない分、皆様買うのに躊躇してらっしゃいますでしょうし、わたくしのレビューが判断材料になりましたら幸いですわね!

EVP by Alan Rorrison

EVPとはそもそも、Electronic voice phenomenon(電子音声現象)の略称ですわ!
簡単に言いますと、心霊映像の音声版ですわね。
電子機器を用いて霊と交信しようというものでして、有名どころでは発明王エジソンさんなんかも行っておりましたわ!

電子機器が個人でも手に入りやすくなった20世紀以降、世界各地の実験、および降霊術なんかで同様の現象が確認されており、今でも複数の公的機関にて研究が続いている現象ですわ!

 

今回のマジックは、それらの現象をクロースアップで、観客のスマートフォンで再現したものですわね!

お値段は11000円ほど!ストリートマジシャン様で購入いたしましたわ。

現象:

観客の一人にスマートフォンを借り、静寂の中録音する。
誰もしゃべっていないことを確認してから、録音した音声を再生すると、霊の声が録音されている。
しかも対話まで可能。

良いところ:

  • 操作も設定も楽
  • 観客の携帯を使える
  • どんな演技でも組み込める。使い勝手が良すぎる
  • 予言でもフォースでも、ちょっとしたサトルティにも便利

現象がはっきりしていて、わかりやすい分使いやすいですわね!
霊の声として扱うのがメインなんですけども、別に予言としても使えますし、理由付けさえできるのであればなんにでも組み込めますわ!

ちょっとした怪現象にも使えますし、がっつりとしたホラーを演じるのにもあいますわね。
トリック自体がシンプルなため、演じ方さえ気を付ければキャラと合わないなんてことも少ないと思いますわ。

ほとんどの携帯端末で演じられるというのも良いですわね!
驚きも大きく、クロースアップからパーラーくらいなら耐えうるのもうれしい所ですわ。
日常から身に着けててもそこまで違和感ないギミックですので、わたくしは結構ストリートでも使っておりますわね。

微妙なところ:

  • 服装指定がある(無くてもできなくはないけども……)
  • 最初の方は取り回しが難しい
  • 種が推測されかねない
  • 凄い頑張れば自作できなくもない
  • 高い
  • 対話可能(実際はかなり厳しい)

なんとなくレビューを読んでて、というか現象を見てる時点で聡いひとは種がわかりますわね。

わたくしも何度か演じてますけれども、露骨に種のところを訝しがる方はいらっしゃいますわ。

一度だけ、京大マジックサークル様で演じたときは、一人のステージマジシャン様に種がバレましたわね。
ただ、その時はお嬢様の演じ方にの問題もあると思われますし、気になったところを修正&種を内容に見せれるサトルティを思いついてからは疑われが減りましたわね。

 

最初は扱いのコツをつかむのが難しかったりもしますわ。

上手く録音されない、不自然な動きをしてしまうなどの問題がございますが、何度か繰り返すことで上手く扱えるようになりますわね。

また、最近の携帯の仕様変更のせいで、iPhoneは付属部品のみでは演技ができませんわね。
電化製品を扱うとこならどこでもある端子をつければ大丈夫ですのでそこまで気になりませんが、買って秒で出来るものではないという事だけ言っておきますわね。

その他:

わたくしはかなり好きなのですけども、種を知ってがっかりする人もいるタイプのマジックですわね。
何て言いますか、初めて引きネタを買ってガッカリした時のような・・・?あの時のガッカリ感がありますわ。
お嬢様は買って、届いて、まぁこうだよなぁ、とがっかりはしましたものの、使ってみて思いのほか受けるので再評価して好きになった、といった感じですわね。

日本語翻訳や、英語の説明などに特に不満はございませんの。

いや、日本語訳は少なすぎる気もしますが、動画見たら何となく言わんとしてることはわかりますし、ギミック見れば使い方は察せますわ。
どうしても電子的なのを介するギミックなので、不意なバグなどあり得ますが、結構手厚い説明がついてますので、しっかり動画を見ればなんだかんだ不安はなくなりますわね。

お試しに買ってみて!と勧められる値段でもありませんけど、他の同現象起こせるマジックと比べたら安い方ですわ。
(同現象の「Cesaral Spirit Sounds」は50000円以上はしますの)

そのままでも使えますが、効果的なショーに昇華したいのであれば色々と発想力が問われるものですわ。

わたくしのショーは特に効果的でも突飛でもございませんけども、ここにいくつか実演例と設定を書いていきますわね。
もしよければ参考にしてくださいませ。
ついでに良いショーが出来ましたら、わたくしに教えていただけますと幸いですわ!

実演例

  1. 心霊スポットにて
    降霊術と称してこれは実演と言いますより、お遊びで応用したといった感じですわね。
    自ら、「これこれこういう降霊術が」と言い出してしまうと、最初から準備していたことが疑われてしまいますので、その時のために私、臨時でオカルトライターになりまして、オカルトサイト様にて「心スポで行える降霊術!」みたいな記事を書いて投稿しておきましたの。
    おかげで実演にもっていく際も、「なんか怖いことしようよ」から「こんなサイト見つけた」と、暗に今知った技術というサトルティが利かせられましたわね。
    (当該サトルティ用のページはサイトごと消えてしまったようなので、また仕込んできますわ。多分12月までには仕込めます)
    結果としては、キャーキャー言われましたので大満足でしたわ!
  2. ちょっとした心霊ショーとして
    マジックサークル様でやらせてもらったものですわね!
    「元連れ合いがヤンデレで、別れてからもここら辺に霊がついて来てるのです……、ほらここ、見えます?」
    何て会話から始まるコメディタッチな心霊ショーで、サイキックフォースとACAANと混ぜた演技でEVPを入れましたの。
    相手がマジシャンでしたが、三つも混ぜてりゃ種追えないだろうと思った結果ですわね。
    EVPはバレましたが、ACAAN(霊が番号指定してるのでANとは言い難い…?)はバレませんでしたわ。
    EVPのために観客のところまで移動する必要がありましたし、複数の観客を使っての演技でしたので、デックチェンジなんかもしやすかったですわね。
  3. 占いの守護霊の声として既にHot readingでわかっていた相手の悩みに対する回答を、EVPを用いて守護霊に喋らせましたわ。
    関係ないコツなんですけれども、相手のツイッターが見れる状況なら、その人の思考がわかるのでそれに合わせた「守護霊の声」を使えば受けが良いですわよ。
    ツイートを見るのもよいですけど、本人のツイートって結構何か月も前でも覚えてますし、ツイートは見られるものってわかっているので、そこからリーディング文を作ると、「ツイッター見たな」と思われやすいんですの。
    その点いいねはある程度同意した「他人の言葉」なので、そこから要素を抜き出せば、ある程度同意する他人(守護霊)の言葉が作れますわ。
    Twitterを窓口にして占い募集すると、こういった面での良さがありますわ。

こんな感じですわね。

ストーリーや、展開の方法によってはこれ一つで十分ひとつのショーがやりくりできますわ。
「Cerebro Solo 3」とかと組み合わせると、結構がっつりとした心霊ショーになるのですが、高いのですわね……。
確かある程度安価なCerebroと同じ現象起こせるものあった気がするのですが……失念してしまい……。
作ってしまうか……。

ついでに一連の音声は、落語サークルの後輩に頼んで作ってもらいましたわ!

まとめ:

ギミックは想像のつく者でしたけれども、現象としてはかなり面白いものだと思いますわ!

効果の強さも申し分なく、心霊の声として観客に重荷にならないお土産が渡せるのも良いですわね。

ただし、使い方によっては一気に陳腐なものになってしまいかねない危うさをはらんだものだと思いますわ。

もしオカルト現象が行いたい方、降霊術ショーなんかを考えてる方が居ましたら、買っても損はないと思いますわね!

 

今回はこんな感じですわね!
次回がいつになるかはわかりませんが、多分フレイザーパーカーとかそっち系の洋書のレビューを書く予定ですわ!

ではここにて失礼いたしますわね。ごめんあそばせ~!

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