素人から見たマジシャンの服装
マジシャンの服装は個性的、またはスーツのようにかっちりしているというイメージが非常に強いです。
しかし、マジケに行ってみるとあまり服装を気にしない人が多いイメージになりました。
マジシャンは奇抜な恰好かスーツのような恰好だと思っていたので、マジケの出品側ではそのような人が非常に多いと思っていたのです。
ですが、参加してみると全くと言っていいほどそのような「衣装」の人が居ませんでした。Tシャツの人ばかり。
とても驚きました。
私が知っている面白いマジシャンは服装がきちんとしています。
自分なりの見た目(衣装)と言うものを考えているのです。
例えば、私がサロンスタッフ兼美術スタッフとして入っているTrick or Mindの代表でありこのブログ管理者のジャンさんは、マジケではかっちりとした服でした。
Yシャツにベスト、黒いズボンに焦げ茶色のウィングチップの革靴、そしてツバが浅めのハット。
いつもマジックをする時や、サロンにお客さんが来るときに着ている服装です。衣装と言っても過言ではないでしょう。
マジケで見かけた有名な方もやはりきちんとした服装でした。
マジックショップの人は白いシャツでしっかりとまとまっていましたし、野島さんも衣装でした。ぶっ飛んでいましたが…(笑)
また、会場には緑の人の弟子という有名な方が来ていたそうです。その方もまた、TVに出ているマジシャンのような服装で、お客さんの中に居ても目立ちました。
私の好きなマジシャンに、ピフ・ザ・マジックドラゴンというマジシャンが居るのですが、彼は奇抜な緑色のドラゴンのような着ぐるみを毎日身にまとっています。
その着ぐるみを人前に出る時は必ず着ているようで、脱いでいる姿を見た人はいないと言われるほどです。
流石にそこまでするのは難しいと思うのですが、それくらいのこだわりや意思があるとさすがだなと思うわけです。
何故服装を気にするのかというと、服装にプロ意識が現れるからです。
販売をしている時点で、お店の人です。お店の人と言うのは商品を売ってお金をもらっています、つまりプロ。
特に即売会的な場所では第一印象となる服装は、やはり重要だと思います。
私は以前勤めていたブライダルの会社で、フラワー部署に居ました。
ウェディングのフラワー(ブーケや式場の装飾、チャペルの装飾からブーケトス用のお花など、ウェディングに関するお花すべてを担当する部署でした)。
アトリエでブーケ等のフラワーアレンジメントを製作し、車で搬入し、会場に設置し、ブーケは花嫁さんに直接お届けするというところまで、すべてを請け負っていました。
会場から遠いアトリエでフラワーアレンジメントを製作する際は私服(汚れてもいい服装)に黒いエプロンを着用していました。
新郎新婦との打ち合わせの際は、スーツを着用。
搬入で車を運転する際も、ヒールになってしまうので非常に搬入しにくいのですが、会場のお花用の冷蔵庫にお花を入れる際に万が一お客様に会ってしまう可能性があるとのことでスーツを着用していました。
また、当然ですが、挙式の当日も階段で上り下りしたり、次の挙式までに走って設置をしたりと何かと動くのですが、スーツを着用していました。
このように、客商売はお客さんからの印象が非常に大事になるのです。
Tシャツが悪いというわけではありませんが、やはり良いイメージではないです。
マジケの場合、お客さんはマジシャンになります。
マジシャンはマジケに来るマジシャンをお客さんだと思っていないのでしょうか?
ショップやその人のロゴ等が入ったTシャツなどであればまた別だと思います。会場を見て回っていないので居なかったとは言い切れないのですが、私が見た限りではそのようなロゴやショップの名前の入った服の方は居ませんでした。
もしそのようなTシャツの場合は、マジシャンとしてのイメージは分かりませんが、ショップの宣伝としての効果は期待できると思います。
では一体どのような服装を選べばいいのかと言う話ですが、好きな服装で良いと思います。
良いと思うのですが、マジックをするときはコレ!という一貫した何かを作るべきです。
それがTシャツであるのであれば青に統一するとか、アジアンテイストにするとか。それで良いと思いますが、「大物感」は出ないと思います。
やはり大物感を出すには大物の真似から入るのが無難ではないでしょうか。スーツにシャツ、一番すっきりまとまっていて良いと思います。
マジックをする際は現象だけではなく、演者も注目して見られてることが多いです。
自分が今お客さんにどのように見えているのか、今一度見直してみるのもいいかもしれません。
(Alice)
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