素人が「マジシャンはモテそう」と言う理由
「マジックできるの!?モテるでしょ~?」と、マジシャンの方なら一度は言われたことがあるのではないでしょうか。
実際、私もマジシャンと知り合いだした当初は毎日のように言っていたような気がします。皆さん口をそろえて「むしろモテない…」と言うのですが。
マジシャンはモテそう、という印象は素人の中では非常に強くあります。
友人も言っていましたが、なんでか分からないけどマジシャンはモテそうなのです。
そういった印象に影響され、モテるためにマジックを始めよう!と思い始めた人も数人知っています。
なぜなのか?
それはやはりメディアの影響が強いのだと思います。
TVに出ているマジシャンは堂々としていて、コミュニケーション能力(お客さんに話しかける時の話し方や態度)が非常に高く見えます。
実際にTVに出るマジシャンというレベルになると、むしろそれくらいはできなければ仕事にならないのかもしれませんが…。
路上で演技をしているマジシャンもそうです。マジックのみではない大道芸人のほうが多いと思いますが、大道芸としてマジックを見せる場合でも、やはりお客さんの扱いが慣れているように感じます。
もちろん、大道芸的な見せ方と、かっちりとしたいかにもマジシャンというような見せ方とでは、セリフやお客さんの扱い方に違いがあると思います。見ている身としては、大道芸的な見せ方は楽しさを、マジシャン的な見せ方は不思議さを売りとしているような印象です。
その影響により、「マジシャン又はマジックをする人は、非常に人の扱いが上手くコミュニケーション能力が高い。」という印象を持たれやすく、マジシャンはモテそうだという印象になるわけです。
しかし、実際にマジシャンと関わると分かるのですが、実際のマジシャンはモテなさそうです。
厳密に言うと、趣味としてある程度マジックを齧っているという人や、飲み会のネタ程度に、モテるために…という人ほどモテなさそうに見えます。
逆に、プロとして活動して活動している人や、仕事としてマジックに向き合っている人はモテそうです。
そもそもマジックをするからモテるというわけでは無く、マジックをするためにお客さんとコミュニケーションをとらなくては行けない、コミュニケーションをとらなくては行けないから人付き合いを学ぶ…というように、コミュニケーション能力が結果的に付くからモテるのではないかと思います。
そのため、そのコミュニケーションをとることが苦手なのでマジックに頼って補う、という考えでマジックを始めたらモテないと思います。そしてマジック自体もお客さんとの距離が出来てしまうため、面白くない。
そして、このような人がマジック業界には非常に多い印象です。
そのため「むしろモテない…」という返事になるのだと思いますが、それもそのはずで、ただカードやコインをものすごく弄る控えめな人という印象になるからです。
一方で、面白いマジックをする人やある程度有名な人はコミュニケーション能力が非常に高いです。
最近関わっているマジシャンの中には、そもそも話が面白くてマジックよりも話をずっと聞いていたいと思った人や、飲み屋に行くと気が付けば見知らぬ席を転々として色々な人と話している人、あそこの女の子たちに話しかけて来いよ~と言われマジックでも見せて話のネタにしようかと突撃に行ったら最初の話だけで盛り上がってしまいマジックをするタイミングを完全に逃していた人…などなど、なんだこのコミュニケーション能力は…と驚くばかりです。
そしてやはり、その人たちのマジックは非常に面白いです。プロの人も居ますが、流石といった印象でした。
ちなみにこの人たちに「モテるでしょ?」と聞くと口をそろえて「まぁまぁね!」と言います(笑)
女性を常に誑かしているマジシャンのマジックは面白いです。
以上のように、マジシャンがモテるという印象はあながち間違いではないのですが、実際は、マジシャンだからモテるというわけでは無く、コミュニケーション能力がある人がマジックをすると非常にプラスな印象になるのでかっこよく見える。そしてそのマジックは面白い(面白く見える)からメディアに出ている。そのため、一般的にマジシャンはモテるという印象が根強いということなのでは?と思うのです。
つまり、面白いマジックをしたければ、技術の練習や研究は前提として勿論必要ですが、お客さんを扱うコミュニケーション能力もおろそかにしては行けないのだと感じます。
逆にコミュニケーション能力が高く、話も上手いのにマジックは面白くない、或いは印象に残らないって人もたまにいますが、それはマジックそのものが下手くそなので練習をする以外に解決策はありません。
モテたくてマジックを始めた人も、面白いマジックを追求している人も、一度自分のコミュニケーション能力を見直してみてはいかがでしょうか?
もしかしたら異性を侍らかす技術を身につけようとすることこそがマジック上達への最短ルートになるかもしれません。
(Alice)
以下管理人のJEANより
ナンパについては海外では技術としてある程度体系化されており、それがまとまった書籍などもあります。
気になる方はそちらを読んでみるのも良いかもしれません。
『ザ・ゲーム 退屈な人生を変える究極のナンパバイブル』(著:ニール・ストラウス)
賛否両論ある本ですが、それは心理学やNLPの基礎等についてある程度知っているかどうかによります。
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。