レビュー:A Book in English (後半)
お久しぶりです、Saitoです。ここのところなかなか忙しくて......
いやー当たり前ですが人生は最善のパターンと最悪のパターンを想定しておくのがいいですね。中途半端な状況しか想定してないと最悪のパターンを引いた時もそうですが、最善のパターンを引いた時もそれを活かしきるムーブができずに損をしますね。大事な場面ではちゃんと二つ想定すること、これからの人生で心掛けていきたいです。
やっといろいろひと段落したので昔やりかけだったレビューの続きを......
目次
A Book in English (後半)
昔やりかけだったレビューの続きです。
後ろ半分はレギュラーだけじゃできない手順と、数理系の原理とそれを使った手品がいくつか載っているんですがそんなに書けることがなかったり.......
ただ途中でやめるのもあれなので一応軽く書いていきたいと思います。
Trick with special cards
普通のトランプ以外のものを必要とする手品が収録されています。
必要なものはよくあるギャフカードから自分で工作が必要なものまで様々です。
たぶんここに書かれている手品をそのままやることは僕はなさそうですが、”どうしてこの手順にしたのか”であったり使えそうな技法であったりと面白いことがいろいろと書かれており良かったです。
Sleight of math...
原理系ってレビューめちゃくちゃ難しいですね.......内容に触れられないので......
漠然というと、ファローシャッフルやアンチファロ―(タマリッツの方)、ギルブレスの原理に関することが載っています。
アンチファロ―に関してタマリッツのMnemonicaやSonataを読んで知っていることを前提に書かれているのでどちらかを読んでから読んだ方がよさそうです。Sonataに関しては日本語訳が出ているみたいですね。
こういうものを読むとつい”こんなこと言われたって役に立つのかねぇ???”とつい言いたくなってしまいますが、この本の前半の手品にこの原理をうまく使ったものがいくつか載っています。憎い.......
The Permanent Deck Principle
"The Permanent Deck Principle"という原理と、これを使った手品の例がいくつか収録されています。
個人的にはこの原理が一番面白かったです。
個人的にはこの章に収録されている"Gilbert's Eroor Code"という手品が好きです。いろいろとアレンジが加えられそうなものだし、演出を変えるだけでも相当おもしろくできそうです。
Articles and essay
Woody Aragon氏へのインタビューであったり、手品理論や数理系手品、またショーの構成に関する氏の考えなどがのっています。正直おまけ程度の分量だと思っていたら相当分量がありました......
どれも面白かったのですが特に数理系手品に関するものが面白かったです。
”不思議っちゃ不思議だけど作業色が強くてなんだかなぁ”という手品に対する考えや、数理手品の作り方、プレゼンの仕方など役に立ちそうなことが結構書いてありました。
後ろ半分を読んでから前半分の手品を見ると、実際どのように考え方が使われているのかわかるのでこの順で読んでもいいかもしれません。
総評
後半は特殊なカードを使ったものと理論で、そんなに役に立たなそうだし......とか思っていたのですが、想像していたより面白く良かったです。
しかし、やはり数理系がメインなので人を選ぶことは間違いありません。理論に関しても僕は人の手品理論みたいなものを聞いたりするのは好きなのでよかったですが、まあこれも人によりそうです。
スペインの○○ってマジシャンにこんなことを言われたぜ!とか奴がこんなことやってたぜ!とかいうことも書いてあり、その中から気になった人を深堀していくというのも楽しそうですしいずれやってみたいですね。
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