レビュー?:Deep Magic Seminars by Benjamin Earl (第四週)

お久しぶりです, Saitoです.

いやー結構間が空いてしまいましたね......この間に色々と変わってしまいました. 大学も始まり(オンラインですが), サイトも変わり, DMSも新しく撮りなおされていました.

なのでこの週だけ新バージョンのDMSのお話です. ただ内容は変えていないとのことなので耐えるはず????質問の内容は変わっているでしょうが大筋しか基本書いていない大丈夫なはず......

では第四週のレビューを

Deep Magic Seminars 第四週

Brilliant Basics

カードを基礎からしっかりやろうというコース.

今回はトップパームとダブルリフトとトップチェンジ, そしてRevelationsについてでした.

前半三つについてはこれまでのDeep Magic Seminarsで聞いたようなお話でした. 何ならトップパームはBriilliant Basicsでやっていたような気がしますし......

ダブルリフトとトップチェンジに関しては当然のことながらNew Theory Switchingとかぶっています. あのコースの中から簡単なところをざっと紹介したという感じ. さすが初心者向けコース, すべてをちゃんとカバーしているのが素晴らしいですね.

ということでメインはRevelations. これ, なんと日本語に訳すのが適切なのかわからないのでそのまま書いていますが, 要するにトップやボトムにコントロールしたカードをどのようにプロダクションするかというお話です. 様々なやり方が解説されています.

一部Less is Moreという氏の本に載っている技法も解説されていました. 本を持っている人ならなんとなくわかると思うのですが, これも難しい技法群というよりはいかに滑らかに, そして自然な態度でできるかが重要になものが大半です.  最初から最後までブレませんね......

 

New Theory Switching

実践で使えるカードスイッチについて?のコースです.

コンテンツとしてダブルリフト, トップチェンジ, セカンドディールの三つがあげられていましたがこのコースのメインは前二つでしたね. セカンドディールはおまけもおまけという感じ.

実践で使えるダブルリフトと, トップチェンジについて従来の方法とそれに加えちょっと変わった新しいやり方を教えて鍛えるというコースという説明が一番捉えているような気がしました. どちらも適切な使用タイミングがあり, どちらかが完全上位互換というわけではありません.

今回は今までやってきたことを踏まえてダブルリフトとトップチェンジを実戦で練習できる手順を勉強しようという内容でした. コンセプトがコンセプトなだけに手順がどれも割と直接的で, 雰囲気見て良い感じにやろうというものなので嫌いな人はとても嫌いな手順だろうなぁ......と思います.

ただ, この回は”今まで言っていたことをじゃあどうやって生かすのか”というのを見るのがメインで, 手順はあくまでその例だと...... タイミングの取り方や考え方など参考になりそうなものも結構あったので手順が好きじゃないからと言って飛ばしてしまうのはもったいないかも?????雰囲気見てやる感じの手品が苦手な人はとても参考になりそうです.

 

No Shuffling Allowed

様々なフォールスシャッフルを学ぼうというコース.

今週は二週目で出たシャッフルのバリエーション二種と, 机の上で行うプッシュスルーとザローシャッフル(をベースとしたもの)でした.

まずプッシュスルーについて, これは割と珍しくしっかりと技術がいるシャッフルでした. 細かい自然さを出すコツが紹介されましたがまずはプッシュスルーはできないとだめですね.

残りのシャッフルはDMS的なフォールスシャッフルでした. 凝視に耐えるとか綺麗なシャッフルというよりは, 態度と雰囲気でしっかり混ぜた風を出す感じ. ただ, 先週のとは違いちゃんと成立しそう...... 個人的には以前のコースで紹介されていたPrivate Game Shuffle(たぶんあっているはず)のバリエーションが好みでした.

最後にBenjamin Earl氏のシャッフルの哲学的な話をされていたのですが, アレはさすがに人によりそうですね......スタイルとキャラクターに大きく依存しそうです. ただ, 氏も自らにあっていることや状況を適切に選べという話をされていたので真似しなさいという話ではないはず......

このコースを通して私自身がシャッフルという行為を少し狭い視野で見ているのかなと思いました. 結局本質は混ぜることであるのだからあまり従来の, 広く使われている型にとらわれすぎる必要がないのかなと. シャッフルという行為をどうとらえるかでDMSのこのコースの評判は大きく分かれそうですね.

クラシカルな, ギャンブリング的な(?)シャッフルを否定するつもりは全くないのですが, 手品に使うという用途であればもっと自由にシャッフルをとられていいのかなと個人的には思いました. このコースで紹介されていたシャッフルすべては当然無理ですが, スタイルに合ったものは取り入れていこうかなと思います.

 

終わりに

ついに最後まで見終わりましたね......トータル24時間ですよ...長かった......

初心者から上級者まで楽しめる良いコースだったと思います. ただ個人的にはちょっと手品やってから見た方が楽しめるかなと思いますが......

すべての思想を盲目的に取り入れるのは個人のスタイルに合わなかったりなどなかなか難しそうですが, 相当いい事もたくさん言っているのでぜひ見てみて欲しいです. タイミングなど, 技法そのものじゃないけど大切なポイントをしっかりと解説しているものってなかなかないですからね.

私的にはBenjamin Earl氏の思想というか手品の感じすごい好きなんですよね. The Shiftシリーズも買わないとなぁ......映像化されたら多分買うんですけど洋書なぁ......いつか買います, 多分. 読むのは果たしていつになるか......

DMSの三週目までの動画が新しいバージョンに刺し変わっているのでそれを見てみるという楽しみもまだ残されているのですがそれはいつかきっと.......

ということで今回はこの辺で, ではまた.

 

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