マジックのタネ明かし問題について
1最近ほんの少しだけ話題になっています。
恐らくきっかけとなった人や、そこに意見を述べている当人たちの思う以上に話題にはなっていないと思いますが…
私はタネ明かしは完全なNGだとは思っていません。
ただ、テレビという不特定多数の人、興味のある人やない人が強制的に見せられてしまう様な環境でのタネ明かしはNGだとは思っています。
以前テレビか何かを「嫌だったら見るな」という発言をした方が居ましたが、それが出来るのは自分の意思で独りでテレビを見ている人だけです。
家族で見ていたり、他の人がいる場合、飲食店に設置されているテレビで流れている場合等、自分の意思で画面が目に入る状態を回避するのが困難な状況も存在します。
そんな時にタネ明かしを絶対に知りたくない人がそれを見せられるのは苦痛でしか無いわけです。
私はタネ明かしを知りたくない人の気持は分かりませんが、意外と多いようですよ?
タネ明かしを公共の電波でやるのは反対です。
タネ明かしの弊害については、色々ありますが、スライト系のタネ明かし、シークレットムーブに関しては割りと致命的だと思います。
シークレットムーブは秘密の動作と訳せます。秘密ということは存在を知られては行けないということです。
誰も気にもとめてなかった動きに実は意味がありましたと高らかに声を上げて注目させてしまうと、その人が今後何をやっても「どうせ見えないけど何かしてる」と思われる危険性があるということです。
マジックに不思議さを求める私としては、その不思議さを打ち消すような状況を作り出すことは得策ではないように思います。
ジャグラー的な凄さを目指しているマジシャンであればそこまで弊害は無いかと思いますが…
と、言うのは建前です…(ぇ)
私は最初に言っていますが、タネ明かしを完全なNGだとは思っていません。
むしろYouTubeなど垂れ流しにされない媒体であればガンガンにやってくれても構わないと思っています。
スライハンドと特殊なギミックの解説…良いじゃないですか…
どうせ知りたい人は何かしらの方法で知ろうとしますし、タネ明かしを見なくてもタネくらい予想が付く人なんて幾らでもいます。
問題があるとしたら、そのタネ明かしに正しくない情報があるときです。
要は解説している人が下手くそか、知識不足な場合ですね。
中途半端に解説するから劣化コピーが生まれるわけです。
どうせやるなら完璧にやってほしいと思うことがよくあります。
(YouTubeのタネ明かしは基本見ないので、完璧なものがあるか知りません)
海外のYouTuberでタネ明かしをメインにやっている人がいるようで、彼らのクオリティはヤバイです。
映像解析ツール等を使ったりしていますし、ちゃんとした番組プログラム風にやっている人もいます。そこまで突き抜けてやるなら楽しめるので大いにありです。
安易に人を集めやすいという理由でタネ明かしをする傾向があるのですが、私の意見としては単にタネを淡々解説してるだけではチャンネル登録者数はそんなに増えないかと思います(^ρ^)
マジックに興味がある人口がそもそもそんなに多くないですし、わざわざ時間を使ってタネ明かしを見たいと思う人口は更に少ないのでは無いでしょうか?
もっと言ってしまうと、「タネ明かしをすることで自分以外のマジシャンが滅びれば良い」くらいの気持ちでやっている人のほうが好感が持てます。
自分が目立ちたいからという理由はどうかと思いますが、平均的なマジシャンを全員殺したいと思っているのであれば大いにタネ明かしをして欲しいところです。
結果として私が殺されるような事になっても構いません(ぉぃ)
まぁ、こんなことが言えるのは私が真っ当なマジシャンではないからってのが大きいですね。そもそもマジシャンと名乗っていませんし…
最近は催眠術師というイメージのほうが強いくらいなので、いくらマジックのタネ明かしをされても困らないという理由もあります(ゲス顔)。
ちなみに、催眠術のやり方が解説されたとしても問題は無いと考えています。
むしろ万人が出来るようになる完璧な解説があれば是非見てみたいくらいです。
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。