レビュー:Puzzle
やぁどうもお久しぶり(?)です。
あれよあれよという間に毎週月曜日の更新を任されるようになりました。月繋がりですって……!安直!()
というわけでやってまいりました4回目!今回のレビューは岡野将太さんのファーストDVD!Puzzleです!いぇー!インスクリュータブルのブルーじゃない!なんてこった!
いやもうね、なんのレビュー書くかすごい悩ましくてね……先に言っておきますけど、ネタに悩んだらEMCのレクチャー作品(4枚組み)を一枚ずつ一月かけてレビューするという手段に出ます。エクストリーム以外はあるんで、これなら一年もつよ……!()
その合間合間に他の作品とか書きたくなったものとか書くと思います。
基本的に「続き書いてくれよ!楽しみにしてんだよ!」って言われることはないと思ってるんで結構てきとーにやるつもりです。言われたらちょっと考えます。
さて、レビューにうつりましょうか。
今回のPuzzleですが、知らない人もちらほらいそうな印象です。ただ、私にとっては中々のインパクトがあったDVDでね……こいつはレビュー楽だなと()
というわけでささっといきましょう。
目次
Puzzle by Shota Okano
:Afternoon Ace Assembly:
これは楽ですね。現象としてあまり好きじゃないので私は今の所やりませんが、いい演出が思いつけばやってもいいよなぁと思えるくらいにはお手軽です。
見た感想で言えば、「不思議」かって言われると微妙です。工夫はした方がいいかなと
対マジシャンは通用しないでしょうね……初見でも普通に分かります。逆に言えばそれくらいシンプルに現象を起こしてます。
:Air:
これちょっと面白いです。現象(?)が唐突過ぎて、初見では「んん??」ってなりましたけど、ひとつの案というか見せ方として覚えておくと、演技にスパイスを加えられるかもしれません。
ただこれ、数回試しましたけど実演ほど上手くいきません。ちょっと練習が要ります。
:Blind:
これが私の一押しです。このDVDの中で一番好き。
初見では「お前wwまじかww」ってなります。これはカードマジックで行うペーパーボール・オーバー・ザ・ヘッドという感じ。
すごいシンプルなのに場を作り上げられそうなポテンシャルを秘めています。まぁ、このあたりは演者次第なので是非とも上手く使ってやってください。
:Fan Peek:
なんか似たようなピークを他のとこでもみたぞ感がつきまといます。おそらく名前から想像できる通りのピーク法
これだったらラジオレンタルで紹介されてたやつ使うなーって感じですけど、まぁ一応こういうのもあるんだなくらいには良いんじゃないでしょうか。
:Foresight Prediction:
これねぇ……ちょっと面白いし負担も少なくてほぼセルフワーキングってイメージですけど、AACAAN的な作業がチラッとある(数枚だけなんで大した事ない)のが嫌って人がいるかもしれないのに加えて、何より事前準備がめんどくさいです。
この準備をささっとできるアイデアさえあるなら割といいなぁって思えるんですけどねぇ……なんだろう、AACAANを誰でもできるようにちょっと条件を付け足したみたいな印象が近いかもしれない。
:Fork:
このDVDで一番衝撃的だった作品です。
実演映像見てると「おー、そのタイプのやつか、結構好きなやつやなー」って感じで好印象だったんですけど、解説編でやる気が一瞬でなくなりました。
さらっととある鬼畜技法が求められます。何の前触れもなくその技法を使って下さいと言われます。「いや、無理やけど!?」ってなります。この技法をマジックのレクチャーで求められたのは私が知る限りではこれだけです。
まぁ、最近(?)ツイッター界隈で別法で達成させるマジシャンちらほら出てきてたんで、それをさっとできる人がいるならそういう人にはいいかもしれません。従来通りの方がいいとは思いますけどね。
現象は結構好きです。実際、過去に割と気に入ってちょくちょくやってたマジックと似た現象です。(新沼さんのクラックダウン)
この作品をそのままの演じ方ではやらないでしょうね……というかできません。
:Midtown Jacks:
上記と同じ現象を我ら凡人でも手が届く範囲で出来る作品です。
これはどうでしょうねぇ……クラックダウンでいいんじゃない?とも思うんですけど、それはそれで少し気になるところもあるんですよねぇ……
私は単純にセカンドディールとリフルサーチ(って言えば伝わる?造語だけども)が苦手なのでこの作品はやり辛いなぁと思いますけど、そこに苦手意識がなければクラックダウンよりこっちのほうがいいと思います。
ただまぁ、クラックダウンと比べればカードを選ぶタイミングが早すぎるのが難点かな……その後の作業がよほど錯覚を作れるほど上手くないと厳しいです。現象のために不可解な作業(客視点)で時間を使いすぎてるかなって思います。その作業自体の印象を0に近づけるか、その間にも魅了するかの工夫が要るでしょうね。
:Penny's Braid:
これ結構好きです。初見で不思議で、やってみて「おぉ、できる……」って二度目の不思議を感じた作品で、このDVDの中でもお気に入りの内の一つです。
これ実際に分解して考えればなるほど確かにって感じですけど、私はこういう系のをあまり知らなかったので、素直に感心しました。
セルフワーキングですけど、最初に半分に分けなければいけません。ファローチェックも次の手順からするとちょっと怪しいのでこの辺りは上手くできるようにならないとって感じですけど、まぁ「大体半分に分けます」って言ってからすごい神経質にぴったり半分にしようとするみたいなんでもいいと思います。キャラクター次第ですね。
あとはもうそんなに難しいところはないです。混ぜるのうまくできるかなぁくらいです()
難点といえば、演出の付与が難しそうなムーブがあるくらいですかね……結構いい作品だと思います。
:Pocket Interlaced Vanish:
パケット系トリックがあまり好きじゃないのでやらないかなぁとは思いますけど、これは賢いなぁと感心した作品です。
枚数の騙し方にそういうのもあるんだなぁと
パケット界(?)では良く知られてるのかもしれないんでなんともいい難いんですけど、私はこれで学べたものがありました。
簡単に凄いマジックをやるっていうのならいいかもなぁ……似たようにパケットを扱って移動現象するならキングスロールオーバーやるかもなぁ……結局やらない気はしますけど、解説にあるパームが苦手な人のやり方もなるほどなぁって思えたし、個人的には学びの素材としていい作品でした。
:Two For Two:
うーん……嫌いではないんですけどやらないでしょうねぇ……
演技後に未処理のカードが残る作品ってあんまり好きじゃないです。
処理しやすい場所にあるのと、手順の簡易さで嫌いではないという評価に落ち着きました。
人によっては処理を利用してマジックを続けられるんじゃないでしょうかね……?演技終了後にも作業があるってことは、そいつを利用する余地もあるということです。私はあまりやらないと思いますけど、簡単ですし覚えやすいのでいいかもしれません。
以上!Puzzleのレビューでした!
これは全体的に、なんか今まで見てきたのとちょっと違う感じがするな?ってDVDです。初心者の頃の発想を思い出させてくれるような、不思議な感覚がありました。
難しいことをせずに現象を達成させるってイメージが結構あります。まぁいきなり鬼畜技法突っ込んできたりもしますけどね……
私的にはBlindとPenny's Braidがヒットです。Blind私的にはほんとに一押しですけど、賛否両論あるやろなとも思います。このレビューをみてこれ目当てに買ってがっかりってことも普通にありえるので、もし買おうかなって思った人は過度な期待はしないように!
さて、次回はリクエスト(?)があったのでナッシングについて書く可能性が高いですけど、時間取れなくて観られなかったら後回しにします。なにせ2枚組みだからさ……。
次回更新も月曜日でしょう。なんかそういう流れというか、状況になってきてます。
というわけで、また来週!
(月ノ風)
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