使用デックの選択基準について
先日の催眠に関する投稿は些か過激だったためか、些細な反響がありました。こちらとしてはかなり信頼できる書籍から、10年前に発表されたことを抜き出してきただけなんですけどね…
ということで、今回は軽い話ということで、デックの選び方についてです。
普段どんなデックを使うかではなく、状況に応じてどんなデックを選択するかという話です。好きだからあのデックを使おう、ではなく場の雰囲気的にこのデックが良いという決め方をします。この辺は毎週月曜日に投稿している彼と似ているかも知れません。
違うのは、私はギミックデック、トリックデックをよく使うということです。
機能重視
選択する基準はデザインではなく完全に機能重視です。
そして、機能を重視した結果、レギュラーデックはBICYCLEのライダーバックだけで良いという結論が自分の中であります。ギミックデックと組み合わせたり、部分的にギャフカードを差し込んだりするので、バックのデザインを合わせる手間を考えたらライダーバック一択になります。
趣味ではなく、人前でやる時の話ですよ?何となく今回の主旨が分かってきたと思います。
つまり、相手や環境によってデックを使うわけですが、どういう傾向が有るかを書いていきます。私の傾向なので参考になるかは分かりません(ぉぃ)
BICYCLEライダーバックのレギュラー
消耗しても良い時や、酒の席などで毀損する可能性が考えられる時。
コストコでBICYCLEを買うと1つあたり200円切りますからね…
もう使い捨てる気まんまんの日に存分に使います。
それとマニアックな人たちに見せる時もレギュラーのライダーバックを使うことがあります。技術的な評価がし易いので。
タリホーのストリッパーデック
自作している奴です(゚∀゚)
これは、カードがあまり消耗しなそうな環境で、見ている人がマジシャンか非マジシャンかわからない時に使う傾向があります。
マジシャンの場合、タリホーのストリッパーデックなんてものが存在するなんて思われないのでかなり高い確率でレギュラーデックだと思われるので、非常にやりやすかったりしますヽ(=´▽`=)ノ
それとやることが決まっていない時や、仕事以外のカジュアルな場でよく使います。
汎用性が高いのが良いところです。
マークトデック
手持ちのマークトデックは4種類ありますが、主に使っているのはマークスマンデックと自作のマークトデックです。
マークスマンデックは非マジシャン相手に仕事で使う時、場の空気的に道具の改めがほぼ必要無さそうな時に使います。カジュアルな空気でやるとマークトだということが露見しやすいのでほぼ使いません。なるべく緊張感高めの時に適していると思っています。
それと道具を直ぐにしまっても不自然ではない時や、ルーティン上途中でデックをしまえる場合も使います。一応カバンに1つは入れておいても良いかなと思うデックです。
自作のマークトデック、コレに関しては常に使っていると言っても過言ではありません。常にと言ってもカードの損傷が考えられるときを除いてですが…
今の所非マジシャン相手ではマークトデックだと露見したことがありませんし、マジシャンでもマークトデックだと気がつくのにそれなりの時間を有します。
隠密性だけならボリスワイルドのマークトデックより高いです。(ボリスワイルドデックが大体5分位で露見するのに対して、自作のはそれ以上の時間が掛かるから)
しかも自作のマークトデックはライダーバックでテーパー加工もされているので、システムを崩しても普通に色々出来ます。なんというかこのデックを自作して使うようになってから、ますますカードマジックに対するモチベーションが下がった気がするくらいです…
ちなみに、マークスマンデックは1ダース買って、4つくらいにテーパー加工をしているので、かなりやりたい放題な感じになっています(゚∀゚)
その他ギミックデック
普段使うギミックデックとしては他にトスアウトデック、ミラージュデック、スヴェンガリデックがあります。一応インビジブルデックとブレインウェーブデックもありますが、最近使っていないのでちょっと使えるか怪しいですね.../(^o^)\
ミラージュ・スヴェンガリ
ミラージュデックとスヴェンガリデックはどちらもほぼおなじ機構で、同じように使うものだと思われている気もします。
個人的には微妙に用途が違うと考えているんですよ…
ミラージュデックの方がややスライハンド的な演出に向いており、スヴェンガリデックは非スライハンド的な演出に向いていると感じています。
というのも、どちらもフォーシングデックとして使えますが、ミラージュデックに関してはある加工のため観客に引かせる時に少し事故が起きやすいです。
なので、少しスライハンド的な見せ方をして、カードも演者が取り出す方が安全かなと思っています。フェイスをファン、或いはスプレッドして見せれるのも良いところですが、スヴェンガリデックでも「確認させろ」と言われない限りは問題ありませんし、その後の現象によっては確認していないことを気にしなくなります。
メンタルメインでやるならスヴェンガリの方が都合がいい状況が多いです。(あくまで個人的な意見です)
まとめ
そして割りといい文字数になってきたのでこの辺で終わりにしようと思います(ぇ)
言いたかったことは、環境によって道具を選ぶのは重要だということです。
デックはあくまで玩具ですし、大事に扱われるかと言われたらそうでも無い時があります。変に大事に扱っていたら「あの人なんで玩具をあんなに大事にしているんだろう…」と思われますし、場所によっては「こういう場でもずっと玩具を弄ってる人」だと思われるので、最悪デックを使わない選択肢も充分に考えられます。
ただ、今回はあくまでデックを選ぶなら?というテーマで書いてみました。
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