レビュー:スモール・ミラクルズ
やぁどうもおはようございます月ノ風です。
マジケでしたね!いや今日もあるので過去形ではないんですけど
開催前から欲しかったのは大体購入できたので個人的にはあまり悔いのない感じです。
ただコイン系を全部見送ったにもかかわらず予算を超えた・・いや少ないかなとは思ってたのでやむなしですけど・・
全然やらないのに聞こえてくる評判だけでリパース気になってる()
そして毎度思ってますけど、私も何か出してみたい。
1年間で出せそうなのできるかな・・
目次
スモール・ミラクルズ
はい、今回はヘルダー・ギマレスさんのスモールミラクルズ
レッドミラーも持ってて、どっちから見るべきなんだろうなと思って調べた感じこちらのほうがマヌーヴァさんから出た時期早いようでこちらから
一部レッドミラーと同じ作品があるそうですがミラーのほう見てないので動きに変化あったりするのかはまだ謎
レビュー
クライムカードトリック
:3人の客に対して演じる連続サンドイッチカード
タイトルから窺えるようにストーリー仕立てのマジックです。
ギャフカードを使うという時点で個人的にはやらんやろうなという感じですけど、マジック自体は良いです。うまい。
なんというか、技術ももちろん上手いんですけど、使う技法のチョイスが上手い。
言い方おかしいな・・このDVDの他の収録作もそうですけど、この人のマジックはこのあたりのバランス感覚しっかりしてるなと思います。
マジックってストーリー上許される動き許されない動きってあって、これを無視すると技法のための動きが入ってくるんですけど、この人のマジックは表から見える動きを崩さずにやるにはどう動くかっていう工夫を感じます。
3人のチョイスカードを連続で当てますが、ギャフを使うことで動作を抜いて「いつの間に」系の驚きを作れます。
あとストーリー調だからこそのセリフもあり、エンディングの期待を高められるのでその点も良いです。
ただ、肝心のストーリーがまだ甘いなという感じなのでそこだけ惜しい。いやまぁ母国語で演じたら全然違うのかもしれんのであんま言えた部分じゃないけど
ブランクデックルーティン
:事前にパケットの入った封筒を用意し、その後に自由にカードを選んでもらう。その封筒からパケットを出し確認するとブランクカード4枚。チョイスカードを使って魔法の動作でブランクが選ばれたカードに変っていき全部が選ばれたカードになる。そして選ばれなかったカードはすべてブランクのカードだったというエンディング
シンプルに良いです。本人もお気に入りらしいんですけど、まぁそれも納得の出来
私にとっての最大の難関は、そのカード持ってないわって事ですね・・でもこのマジック用に買おうかなと思うくらいにはいい出来です。
まず完全フリーチョイスなのでフェアだし、パケットのもそんな無茶はしません。カウント技法アレルギーの人はだめですけど。
そして解説で本人も触れてますけど、ディスプレイが良い。1デック+パケットで2種類のマジックをすることになりますが、パケットは段階的な変化で客の理解を促せますし、デックの方は大きく場をとって大きなエンディングを起こせます。そしてディスプレイを崩さないことでそれぞれが分離してるように見えます。
そら良いわ
インビジブルスレッドルーティン
:リセットの改案
レッドミラーにも収録されているらしい作品。
これもね・・良いですね・・まずこの作品はギャフがいらない、レギュラーでできる。素晴らしい。
で、リセットに入る前にプロダクションからやってますけど、なんというか、苦労に見合わなくないかなと・・結構なことするんですよ・・日本人出来る人少ないやろ的な
まぁでも、パケットをやる前にプロダクションから入るのは良いと思います。
とはいえまぁまぁの演者都合で進めるマジックなのでそこまで気にしなくてもよくないかなとは思いますけど。
内容としては個人的にはですけどとても良い・・パケットが釣り合うという設定が既にいいし、達成のための手法も見た目上クリーン
特にとある技法が結構好きです。ダローさんのらしいんですけど。
実は過去これ演じてましたけど、覚えなおそう・・
ショッキング
:2枚のカードのトランスポジション。キックバック的なエンディング
これも良き
レギュラーでできるのがいい(n回目)
しかしとてもスライトを使う・・少なくともパスとパームはできないと話にならない・・そしてミスディレが前提になってる動きを求めてくる・・
あの、ウェービングジエーセスの立って行うときの技法あるでしょ、あんな感じのを卓上でやります。いや無理やが
でもやりようを考えてみようと思えるくらいには良いです。現象のためのスライトは嫌いじゃない。
できるようになればノーセットから入れるビジュアルなマジックということで使いやすいマジックになると思います。できるようになれば
オイルアンドウォーター
:黒いカードと赤いカードを混ぜていくが確認すると分かれているマジック
このタイトルで現象わからんマジシャンおる・・?
これはヘルダーさんなりのこだわりを実現させようとしたマジックって感じですね。
4:4でエキストラなし、できるだけクリーンに混ぜて余計な動きなしで分離させる。次に4枚混ぜて置きそちらに触れないようにしたうえで残りの4枚と置いた4枚が同色でまとまってる(分離した)ことを見せる。
一部のアイデアに驚きました。なるほど賢い・・見た目上普通でカードを移動できてる・・
まぁこれをやるかと聞かれたら悩むところ。水漏れと油漏れの方が流れができてて見やすいんちゃうかなと・・でもこれも覚えておきたいとは思いますね。
アウトオブディスウォーター
:客がカードの表を見ずに提示されたカードの色を正確に分けていくマジック(OOTW)とオイルアンドウォーターを合わせたマジック
まぁ、タイトル通りよな
デックを2つのパケットに分け、片方のパケットでOOTW、もう片方のパケットはエンディング用に置いておく。
OOTWで客が見事に色を分けた後、もう片方も確認するとそちらも色が分かれているというマジックです。
うーむ・・セットがまぁまぁいるんですけど、それほどのことだろうか・・
あと説明が弱いかなぁとおもいますね、ここに説得力なかったらエンディングも弱くなっちゃうので
悪いわけじゃないしデックを大きく使ってインパクトの大きいマジックになると思いますけど、コスパ的には果たして・・
あと、OOTWにつきもののスイッチ部分、これは通用するんか・・?ちょっとタイミング変えたほうがよくないっすかという感じ。ちょっと怖い
ビジュアルトライアスロン
:3人に対して行う連続カードあて
ご存じピットさんのトライアスロンの改案ということで、ギャフとトリックカードを仕込むことで説得力をあげた作品
一人目はカードを抜きだして選び、二人目は頭に思い浮かべるだけ、三人目は何も思い浮かべないという流れで進めます。(後に三人目にも選んでもらいますが、一度この設定を活用した現象を起こします)
うむ・・達成してる・・そして不思議なことが起きてる
でもこのセットはちょっと辛いっすわ・・これはあまりやる気にならない・・とはいえ演者負担は少なめなのでピットさんのトライアスロン無理やわーでもこういう現象起こしたいんやーって人にはいいかもしれない。
でもぼんやりとした記憶だけどダニだったかがもうちょいスライトで解決してるのだしてた気がする・・あんまちゃんと覚えてないけどポールウィルソンの可能性もある・・果たして・・
おわりに
なげぇ!やっぱ作品集なげぇ!文字数余裕でオーバーしたわ!
ヘルダーさんあんまりちゃんと知らないというか、このDVDとレッドミラーしか持ってないしまともに全部見たの初めてなんですけど、評判は聞いてたので確かに良い作品作る人だなぁという感じ
既に書いてますけどバランス感覚がいい感じしますね。ガイさんとはちょっと違う方向性で解決させてる感じ。
ガイさんスライトで無茶しますけど、ヘルダーさんギャフを活用するので仕組みで解決するって感じ
どうやって思いつくん・・?ってなるんですよねこういうの
マジケ用に考えようかなと思ってる身として何か吸収したいところですけども・・
はい、では締めます。次回になるかはわかりませんけど、近いうちにレッドミラーもみようと思う
それまでにショッキングとスレッドのは練習しよう・・
ではではまた次回
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。