レビュー:Visions of WONDER 3巻

やぁどうもおはようございます月ノ風です。

最近クラッカーにチーズをのせて食べるのにはまっています。二日に一度はしてるレベル。太る。
このクラッカーにこのチーズが合うみたいな深さでやってるわけではないので、何かお勧めあれば教えてください。

 

Visions of WONDER 3巻

はい、今回はシリーズラストの3巻です。

レビュー

今回は随分とこう、一まとめにして言えば「簡単ではない」マジック達です。用意ができないとか練習が必要とか

ネストオブボックス

客から借りた時計が、演者が触れていない箱から出てくるマジック
この3巻、多くの時間をこのマジックの解説に割いています。もはやこれがメイン。
氏が長年かけて改良してきたこのマジックの変遷を教わりつつ、思想と執念に触れることができます。

もうね、真似はできない。その道具を作ろうという気力が湧かない。呆れの感情もあるけどそれも含めて賞賛の言葉しかない。
3種類の解説がありますが、まぁやはり当時最新の方法が圧倒的だなと思います。無駄が省かれているというか、必要な動きが他の意味(効果)も兼ねていて重要な操作がセミオートマティックに進みます。

どの手法もよくやるな・・という感じで、その全てで「隠し方」を学べます。
マジックはじめたての人には大いに刺激になると思います。
カードマジックだろうがなんだろうが、ここまで磨きたいところ

 

コインズアクロス

コインが手からもう一方の手に移動するというマジックを見せ、その演出のまま流れを変えて演者が困惑する現象が起きます。
最後には意表を突いた現象が起きます。

私はコインやらないので難易度等は中々触れることができないんですけど、使ってる技法的には簡単なんじゃないかなと思います。
言ってしまえばまぁ保持くらいなので
ただやはりミスディレクションに通ずる感覚や態度は必要という事で、鏡の前だけで練習できる類ではないという点が難しさな感じはします。
フォーカスされる部分をポイントで操作するのはコインやる人からしたら慣れたものなのかもしれないけども

最後の現象はあまり私に合わないのでおそらくやりませんが、そこまでの部分は面白いなと思う部分もあってちょっと覚えておきたい手順でした。

 

Everywhere and Nowhere

目的のカードが見つからないという流れで数枚のカードを抜きだしていきますが、改めて確認してみると先ほど違ったはずのカードが目的のカードで、他のカードも目的のカード、確認するカード全てが目的のカードだけど改めて確認していくとやはり違うカードで目的のカードは胸ポケットの中にあったというマジック

私実はこのプロット割と好きです。まぁあまりバリエーション知らないんですけど

ただこう、申し訳ないけれどもトミーさんのはあまり好みではなかった・・私の頭の悪さかもしれないけれども、見せたいことに対する物への理解が遅れてしまう感じでした。
手法とディスプレイの位置と種類が多すぎる感じというか、あまり奇麗ではないなって感じで・・

演じる側としてもレギュラーでできないしセットが要るのは個人的には微妙な点。
ただ、このプロットはどうしても無理やりな進行が出てくると思うので、流れとして完成させてるだけでもすごいなって感じはしますし、難易度としては易しい類だと思うのでそこは良いなと思います。単純に自分の好みの問題

 

アンビシャスカード&リングボックス

サインカードでアンビシャスカードを演じた後、卓上に最初から置かれていた小さな箱から折りたたまれたサインカードがでてくる手順

これも有名な作品ですよね、このリングボックス確か割と最近販売されていたはずです。
カードを折る技法学びたければこのマジックの解説見ろって言われたこともあります。

ワンダライズドにもありましたけど、このマジックをやりたい人は両方見たほうが良いかもしれない・・うろ覚えですけど細かいところの解説があったりなかったりだと思う・・

アンビシャスカードは多くの人が演じたことがあるであろうマジックなので、このマジックをどう演じるのかというのは学びやすいポイントだろうなぁと思います。自分との比較がしやすいというか
段階を重ねていくタイプのマジックなので、深みを増していくために必要な間のとりかた等学べるんじゃなかろうか
このリングボックスを卓上ではなく客に渡しておくのはどうなのかという質問もあり、それに対する回答も学びのポイントかなって感じがします。

あとまぁ、折り方もですね。これは要練習です。ワンダライズドを見た当初ちょっと練習しましたけど、まぁ上手くはおれない・・難しいです。

 

おわりに

いやぁ、シリーズ終わりましたね。
なんだろう、昔より今の方がこの人凄いなって感じてる。いうて2巻と3巻は今回が初見だったんですけども
昔よりも細かいところを気にするようになったって事だと思うんですけど、それでもすごいなと思うのでやはり学びには良いDVDだってことなんだと思います。

ただ、すぐにはレパートリーにならない。私はできません。やろうともしてないです。セットをめんどくさがる奴が道具製作までするわけがないんですよねぇ・・
とはいえそれは私が現状趣味としてマジックをやっているからであって、マジシャンとして人前に立ち披露する身であればこれくらいはすべきだろうなという思いもあります。

マジックとどう接するかは各人によるところだと思いますけど、このシリーズは「マジック」を学ぶという点で良い教材なんじゃないかなってのは思います。

 

さて、締めますか
次回はどうしようね、前も触れてたようにパストミッドナイトみたいに収録作品数の多いやつを分割してみていくとかにしようかなって気持ち
実際どうかは分からないけども

ではでは、また次回

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