レビュー:KAYFABE(後編)

さぁさぁやってまいりましたねどうもどうも月ノ風です。

あ、皆さん

メリークリスマス!!

 

宗教なんて関係ないね!!騒げよ民よ!!祭りだぜひゃっふぅ!!

 

はい

今回は前回書けなかったKAFABEの3枚目・4枚目のレビューです。

実はちょっとドキドキしてたんです。メイビンさんは地に足ついた演技の人だと思ってたみたいなのを聞いてたんで

ほう・・そんな綱渡りする演技があるんか・・わしで参考になるんかそれ・・という不安がね・・

 

まぁ、書いていきましょうか、まず3巻

KAYFABE(Disc.3)

:POCKET NIGHTMARE

客が選んだカードが次の瞬間にはデックから消えていて、演者のポケットから出てくるという作品。演者は客がカードを選ぶ段階から片手をポケットに入れています。スライハンドでは不可能と思われる仕上がり。

こういう「デックからセレクトカードが消える」というマジックは結構好きです。

ダニさんのL’HOMME MASQUEや、ジョシュアさんのReverse Logicみたいなのも好きです。今回のPOCKET NIGHTMAREも含めていずれもそれぞれの良さがあります。こういうのやっぱり好きだなぁ

ただ、このマジックを演じるかといわれると微妙です。準備が必要なのは上記他マジック含めどれもそうですけど、これはとりわけ面倒です。

技術がまったく必要ない(アウトにはちょっとした技術を使うけど)というのは楽で良いですねぇ。

面白い解法だなとは思います。そんなのもあるのかーと刺激を受けました(単に私が無知なのもある)

:NIGHT FLIGHT

これはPOCKET NIGHTMAREをもっと簡略化したものというイメージです。

簡略化するためにとある技法を使いますが、これが中々ハードル高いです。

ぶっちゃけサイコロジカルフォースです()

とはいえ、出来そうだなって思えます。私が工夫してたポイントも解説されてたりして、抵抗なく受け入れられたというのも大きいかもしれません。しかもそれだけじゃなくそら選ばれるやろという工夫もあります。(この感覚には個人差があると思います)

そしてこれの素晴らしいところは、失敗しても良い(アウトの選択肢が多いから失敗にならない)というところ

このフォースの工夫はとても良いと思います。そして失敗しても良い。練習に最適な手順だと思います。

:CAESAREAN SECTION

フェアなカードスタブです。

これは随分と地味な感じがします。ただフェアでありながら簡単なマジックに仕上がってます。準備が要りますけど、手軽に出来そうです。

まぁ、私はやらない気はします。似たような準備をするなら他のをやるかな…カードスタブの上手い演じ方が思いつかないってだけなんですけどね

:SCRUTABILITY

説明の出来ないトリック、メイビンさんバージョンです。

これは良いですねぇ…まぁ、リミテッドエディションをあれだけ推していた私が気に入らないわけないよねって感じです。

これはマジックの解説というよりは、態度の解説という感じでしょうか。まぁ、ケースバイケースなのでそうなるよねってところですかね。

これは覚えておくと急にマジックすることになっても対応できます。

リミテッドエディションのレビューでも書きましたけど、リーダー(導く者)としてのスキルが問われるのでその練習にもいいかも

 

さて4枚目いきましょうか

KAYFABE(Disc.4)

ディスク4にはマジックはありません。いや、なんというか、技法の披露?はあるんですけど、マジックはないです。

そのかわりにメイビンさんの思想面に触れることが出来ます。

メイビンさんにとってのマジックとはなんぞやというものが聞けます。胡蝶の夢の話が出てくるんですけど、私自身蝶を取り入れようとしてたとこなので蝶にまつわる話自体がちょっとタメになりました。

そしてこのあたりの話を聞いたことで、この人は私の上位互換のような人だなと思うようになりました。

完全にではないんですけどね、私は別にメンタル専門ではないので

ただ、提供したいもの、演技の軸としてあるものに共感を覚えたんです。同じものではないけど似てるものだなと。

そういう点で、私にとっては刺激のあるお話でした。

ドキュメンタリー映像もあります。ショーの一場面を見ることが出来たり、これもまた手順を考える刺激になります。ここでもメイビンさんの話を聞けます。

秘蔵の技法を披露してくれたりもします。

この技法のやり方は秘密みたいです。話したくないとまで言ってましたけど、演技の公開はしてくれるということで、盗めるなら盗んでみろみたいなことかもしれません。

正直出来そうな気がしますが、彼のように失敗しないと言えるほどの自信はいつ身につくんだろうって感じですね・・出来そうだなぁってだけで試すにも練習がいるなって感じですし

まぁ、総じて練習してみるしかないって事でしょうねぇ・・

そして今まで散々スルーしてきた各巻にあるインタビューですが、私にとっては無駄ではなかったです。とはいえ背景を知りたいとかでないなら見なくてもいいポイントかもしれません。

良いマジシャン(?)になりたいなら、こういう部分も大事にすべきだと思うんで、見ることをオススメしますけど

インタビューはとりわけ4巻のがよかったです。そこで語られてた一部のこと、「メンタリストが抱えてるもの」について、私のも少し書いておきます。(メイビンさんが他の人にも考えて欲しいと言ってたので)

メイビンさんが語ってたものも実際そうだなと思います。私が魔法を求めるのは、現状に不満があるからです。

状況も、社会も、自分自身も、自分の近くにいる人達にも

不満を抱えてるから、よりよい状況を求められそうな、少なくとも何もせずにいるよりは理想に近づけるような魔法を求めています。

この理想に関しては書くと長いので省きますけどね。

ただのマジックではなく、メンタルに手を出すというのは確かに何かがあるのかもしれないよなぁと、自分について考えるとそう思います。

ここらへんも、色んな人の話を聞いてみたいですねぇ。

総評

さてさて、このあたりでKAYFABEのレビューを終えましょうか。

総じて、観てよかったなぁと思いました。幾つか刺激を受けてますし、今もってる手順をそのままレベルアップさせる工夫も学べました。

覚えておこうかなって思えるマジックもありますし、まったくの無駄になったものって無い印象です。

事前情報で聞いてたほど無茶な手順もないし、どの程度の方かにもよるでしょうけど、メンタリストとしてレベルアップできるだけの情報はあると思います。

 

初めてEMCのレビュー書きましたけど、きっつい・・

1週間で2枚みるって中々厳しいんだなって・・(時間の使い方が下手)

今後EMCの書くときは1枚ずつが安定だろうか・・ぐぬぬ・・

 

まぁ、このあたりで締めましょうか

次回何を書くかは未定です。早く読めやっていうものがたまってるんで消化できればいいんですけど・・

ではでは、また次回

(月ノ風)

前編→レビュー:KAYFABE(前編)

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