The S.T.E.M. System のレビュー
Peter Turnerの世界700本限定のレクチャーDVDです。
ブラック・フライデーで定価230ポンドが、レクチャー3本セットで49.95ポンドになってたのが決め手です。(販売から結構年数が経っていて、価格もかなり落ちているのにまだ売れ残っているのは地雷なんじゃないかと思いつつポチりました)
今もまだ同じ価格で販売されているので気になる方は製造元のショップを御覧くださいm(_ _)m
3本セットの内訳は:
- The S.T.E.M. System (DVD) - Peter Turner
- THE EXPERIENCE (DL) - Peter Turner
- DESTINATION DVD + GIMMICKS - Rus Andrews
PENGIN MAGIC でそれぞれ現在の価格を調べると…上から115ドル、35ドル、36ドルの計186ドルなので、送料を差し引いてもかなり安くなっていますね。
まぁ、THE EXPERIENCEは既に持っているのでダブっていますが…
Peter Turner's The S.T.E.M. System
This DVD set is not for novices or amateurs because the material here is so powerful, you will leave your participants' minds BLOWN!
商品説明にこう書かれているように、初心者やアマチュア向けではありません。
基本的にプレショーについての内容が多く、実際にステージやテレビ、ラジオなどでパフォーマンスをする人にはかなり有用なんじゃないかと思います…
良かった所
先日話題に出したインプレッション・デバイスを囲まれた状態で使う方法とかは割と面白かったですし、プレショーの段取りを詳しく知りたい人には良いかも知れません。
インプレッション・デバイスあれこれ(会員向けの投稿です)
確かにこの辺のデバイスを揃えられるのはプロだけだな…って感じですね。
微妙だった所
個人的な感想を言えば、一部のデバイスの扱い以外は全く得るものがありませんでした。
それ以外は発売から年数が経っているとこもあり、PINコードを当てる方法も既に別のレクチャーで散々解説されていたので特に新規性もなく、またプレショーの工夫も感動するようなレベルではありませんでした。(もしかすると2016年に見ていたら感動していたかも?)
撮影スタッフ等を自前で用意できる場合に最大効力を発揮する手法であるため、私の環境とはマッチしないってのもあります。
また、2枚目は催眠パフォーマンスとプレショーについての話ということで期待していましたが、とんだ肩透かしでしたね…Anthony Jaquinとのインタビューも「その程度の理解で催眠してるんだ?」くらいの感想しかありません。
総評:
プロフェッショナルなパフォーマーで、特に自分のチームを持っている人向けです。
メンタリズム系のパフォーマンスでPVとか配信用の動画を作りたい人で、お金に余裕のある人はちょっと見てみるのはありです。
新子景視さんのチームがやっていることに近いんじゃないかなとボンヤリ思いました。ただ…聞いた限りであhPeter Turnerの方が巧妙にやっていますし、個人的にはこちらの方が好みです。
ぶっちゃけ、この手の話なら眉村神也氏に聞いた方が得るものは多いと思いますね。
個人的に技術的な面では得るものは全くありませんでしたが、プロのメンタリストが裏でどういうことをやっているかを知れたのは面白かったです。正直みんなやることはあまり変わりませんし、考え方も似てくるので、行き着く果は同じだなと…
大体みんな同じ様な道具を使っているわけで…それを効率よく運用しようとしたらそりゃそうなるわな…って感じです。
あと、最後の最後でこれ言うのもあれですが、ゲームしながら見ていたので、実はしっかり見ていません(ぉぃ)
もしかすると、よく聞くと超良いことを言っていた可能性はありますし、気が向いたときにでも見直そうと思っています。まぁ、そこまで評価は変わらないとも思いますがね…
補足:
このDVDの問題点と言いますか、ちょっとズレてるなと思った部分についての補足です。
自分たちで動画やライブ・パフォーマンスを作る場合に特化しているため、日本のパフォーマー事情とは少しズレています。
もちろん、既に述べたように新子景視さんのチームの用に下準備から撮影までを全てやる人も居ますが、これはそこそこレアケースなんじゃないかと…
むしろ、多くの人は誰かの番組にゲストとして出演する機会が多いはずなので、番組用のプレショーのアイディアが欲しいと考えている人にはそこまで合いません。
「本番で新鮮なリアクションを得るために〜事前の説明で〜」って話も、ゲストとしていく場合はあまり参考になりません。というのも、ゲストとして出演する場合、見せる相手はプロの芸人や役者であるため、そんなことをいちいち説明する必要が無いです。
私も少ないながら数本メディア出演もしていますし、打ち合わせの段階から深く関わった番組もありますが、ちょっと気をつけるべきポイントが違うなと感じました。
ただ…現在は情勢的にゲスト出演よりも自前で動画を撮影する機会の方が多くなりそうですし、逆にこのDVDの内容は有用なのでは?とも考えています。
ライブ・パフォーマンスにこだわらないのであれば、いくらでもズルい方法が使えますしね!
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