2万円で始めるカードマジック

お久しぶりです, Saitoです。

いや, 思っていた以上に久しぶりになってしまいましたね。実はこれが今年の初投稿???思っていた以上に忙しくて.......

いつぞやの記事で大学のマジックサークルに入ったという話をしましたが, 気が付いたら自分がサークル長になっていました。恐ろしいですね。

今回はサークルに関連しての記事です。弊サークルの部員は大多数が大学から手品を始めています。なので毎年悩むのが”初心者に何をどこから教えるのか”という事。

意外と”手品の始め方”って載っていないんですよね。最初に何を買えばいいのかとか, 何を見たらいいのかとか。

いや, あることはあるのですが僕の求めているものとは違うといった方が正しいのかもしれません。

なので私が思うカードマジックの始め方を書いていこうと思います。

初めに

最初に断っておきますが, これは私の完全な独断と偏見です。自分がどうやって始めたかを思い出しつつという感じですね。

もしこの記事を読んで”自分だったらこれを選ぶな”というものがありましたら是非どこかに書いて公開してください。滅茶苦茶参考にさせていただきます.....

今回は以下の条件で考えます。

  • 基本的な技法も知らない本当の初心者を想定
  • やりたい手品や目標とする手品師がいない(とりあえず基礎を固める)
  • 原理系ではなく技法を用いたカードマジックを目指す
  • 入手しやすいもので構成する(国内のオンラインマジックショップで買える)
  • トランプやマットの費用は含まない
  • 価格は2021年4月のものを用いる

また, Deep Magic Semianrs一択!というのも今回は止めておきます。本当は始めたての人に超おすすめしたいんですけど, 多分そういう事じゃないんだろうなぁと思うので。

2万円で始めるカードマジック

では見ていきましょう。一応, 書いてある順番に購入するイメージです。

1. カードマジック事典(3080円)

とりあえずこれは必要でしょうという事で名前を挙げています。基本的な技法や基本的な(?)手品がいっぱい載っています。長く楽しめる一冊ですね。

最初から最後まで通して読むのは大変だと思うので, 興味のある所を所々読んでいくのが良いかもしれません。私はトリックの章を読みつつ, 必要になったら技法の章を読むといったように使っていた気がします。

『新訳 ラリー・ジェニングスのカードマジック入門』と迷いました。ですが, 私は『新訳 ラリー・ジェニングスのカードマジック入門』を読んだことがないんですよね。なので今回は手元にある『カードマジック事典』を選びました。一冊, 基礎技法など幅広くまとまっている本はあったほうが良いと思います。

そういえばカードカレッジが再販されるという話もありましたがどうなっているんでしょうね......まあ出たとしても, 多分予算は超えてしまいそうな気がするので難しいと思いますが......

ちなみに, この本と『ARIOSE』か『アルティメット・カード・セッションズ』のどちらかのみでも良いと思います。これだと”一万円で始めるカードマジック”になりますね。

そして『カードマジック大辞典』と『カードマジック事典』が別々にあるの中々罠だと思うんですよね。私は最初, 別の本だという事を知らなくて中々混乱した覚えがあります。

2. ARIOSE (4200円)

これは完全に趣味で選びました。

ダブルカードに焦点を当てたDVDです。2枚組で, ルーティンと技法の2枚にDVDが分かれています。

このDVDで得におすすめしたいは技法の方です。多くの技法が載っており, 練習しているだけで相当楽しめますし, 鍛えられます。ただ, 難しいもの多いので, 他の本などを見つつ必要そうな技法を選んでしっかり練習するのが良いと思います。

練習した技法の使い道として, ルーティンが載っているのもおすすめポイントです。

ちなみに, これは私が初めて買った手品DVDだったりします。PVで見たルーティンが今までに見たどの手品よりも不思議で強烈で, 思わず買ってしまいました。確かWithoutだったと思います。French Dropの注文履歴の一番最初が『ARIOSE』とラウンダースなんですよね。懐かしい......

3. アルティメイト・カード・セッションズ4巻(5100円)

技法がいっぱい紹介されています。パームやディール系, フォールスシャッフルなどです。

これも量が多いうえに難易度もまちまちなので, 自分に合いそうなもの, 上手くできそうなものを選んで練習していくといいと思います。

これだけ英語ですが, 映像がしっかりしているので大丈夫だと思います。

レナートグリーン氏によるレーザーディールの解説も収録されています。

4. スティル・ファンシー・ア・ポット・オブ・ジャム?(5970円)

上には技法の練習をメインに考え色々と乗せました。じゃあそれを練習したうえでどうするの?という事でこれを選びました。

ミスディレクションなど, 観客を必要とするものをここで学べると思います。

ここに載っているCard Openerは今でもよくやります。何かやって!と言われたときにとても重宝しています。カードマジック全部乗せって感じで。

通は(?)Psycological Deck Vanishが良いというのですが, まだ私はそこまで達していなくて......

終わりに

以上合計18,350円です。これだとトランプも含めて2万円で収まりますね。まあマットは必要だと思うのでそれだと超えてしまいますが......

完全に私の好みで書きましたが, そんなに大きくは外してはいない気がする......どうなんだろう......

全体的に練習が必要な物ばかりで, ”じっくり”手品を始めようという感じの構成です。明日手品を見せよう!という構成にはしていません。

これを見ている手品初心者の方は是非参考にしてみてください。そして, これを見ている手品経験者の方は是非”あなたの思う始め方”を教えてください。

そして, 改めてDeep Magic SeminarsのBrilliant Basicsが素晴らしかったかを感じます。ここで紹介したものだと, どうしても初心者には必要のない, 難しいものが混じっています。それを練習するのも一つの楽しみですが......Deep Magic Seminarsは必要なものを必要なだけ与えてくれる感じが良いですね。

最後に, 手品を始めるうえで大切そうなことを上とは別に2つ書くとすると

  1.  好きな手品師や手品を見つけよう
  2.  Twitterやオフ会などで手品やってる知り合いを作ろう

の二つでしょうか。やはり目標や, 人とのかかわりがあると楽しいですし続けやすいと思います。

 

それでは今回はこの辺で。ではまた。

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