パク・ソルハさんのレクチャーに参加して
さてさてやってまいりました月曜日
月曜日といえばー!?
レビューの日ー!!
というわけでレビューを書いていくわけなんですけどね、今日の趣向はちょっと違います。
普段は手持ちのDVDからちまちま書いてましたけど、今日は!なんと!
パク・ソルハさんのレクチャーがお題だー!ウワー!
レクチャーに参加してきたんですよ、土曜日に。
この方のことはちょっと前まで知らなかったんですけど、sleevingっていうDVDが発売され、その中のカップアンドボールウィズストローという演技をみて、一発で気になる存在になりました。
技術の埋め込み方が上手いんです。もしくは、ストーリーが良い。その見た目の良さと技術力とエンディングのインパクトから、カップアンドボール系で好きな演技トップ3には確実に入るくらいには気に入りました。
そしてレクチャーがあるという情報を知って、迷わず申し込んだわけです。
正直私はスリービングをほぼしません。少なくとも客の前ではしたことがありません。でもできるようにはなりたいし得るものあるやろっていう気軽さで申し込んだんです。
結果的にはやっぱすごいわ……って感じでした。
さて、レクチャーのレビュー書くに当たってですけど、なんと演目を忘れてる可能性がとても高いです。なので「こんなのがあった」よりも自分の感想をメインにします(いつも通り)
では、最初に
:ボイスなんちゃら(既にタイトル覚えてない):
むしろタイトル覚えてるのなんて二つしかないんちゃうかな・・まぁざっくり現象書きますね、現象書いて欲しいっていう要望もありましたし。
テーブル上に筒状の箱のようなものを用意して始まります。
演者がテーブルの横に立ち、スマートフォン(iPhone)を取り出しsiriを起動します。siriにマジックを教えてくれと頼むことから応酬が始まり、指示に従い箱の中からベルを取り出しそれをタイムマシンとします。
そのタイムマシンを使って時間が巻き戻るコメディを挟み、ロープマジックに移行します。
何度切っても長さが揃わずタイムマシンを使って元に戻すというような流れです。
省きましたけど観客の中からアシスタントを選んでコメディに巻き込んでいました。
そしてメンタルマジック風のコメディもできるみたいです。(残念ながらアシスタントさんが発音の難しい名前で、名前を呼べなかったようです)
なんてね!!このアシスタントって私ですけどね!!
そら「Tsukinokaze」って中々慣れないだろうさ……いけてイタリア系の母音バリバリのとこじゃないっすかね、申し訳ないっす……正直流れ的にそういう笑いも入れるだろうと読めてたんでちょっと「お?お?」みたいな煽りいれようかとすら思ったんですけど、呼ばれなかった時点で「あ、ごめん」ってなりました。変に期待してるような動きしないでよかったです。
これは単純に種の部分に感心しました。いくつかは既知ですし、一般の人でもわかるようなものがありますけど、最後のビジュアルさにはしてやられます。
やるかどうかと聞かれたら必要性が生まれない限りしないでしょうけど、事前準備等をいとわないのであれば鉄板ネタにできるんじゃないでしょうか。これでまったくウケないって相当空気が出来上がってない状態だと思います。
:お札が移動するやつ:
もう既にタイトルじゃない!!
まぁ、題(?)の通りです。移動するやつです。
1000円が5000円になるテクニックの紹介から入り、それを応用して客に握らせたお札と演者が持ってるお札を交換させる現象を見せてくれました。
これはちょいと慣れるまで難しそうですし、ちょっとそのギミック作るの怖いわってなります。ただまぁ、テクニック面は知っててもいいんじゃないかなぁ……急にお金のトリックしなきゃってなった時にいいかもしれない(折り目が必要なので完全即興ではない)
:カップアンドボールウィズストロー:
まともなタイトルです(しかしカタカナ)
これねぇ、ちょっと残念だったのが横から見たことですね……フラッシュしてるとかそういうレベルじゃなく見えてました。この演技は正面から見たかったなぁ
ただ、演技を知った上でみてもスリービングが上手すぎてびびります。「え、もうない!?」ってなります。
現象の説明は難しいですねぇ…ストーリーに沿ったもので意外性もあるものなんで、気になるならsleevingのDVDをどうぞ
基本はワンカップルーティンでほぼレギュラーでできるマジックです。もしエンディングの「まさか…」っていうインパクトを捨ててもいいならレギュラーでできます。その点で習得しておいて損はないのでは(紙コップとストロー的な固めの棒とボール二つでできます)
:BILL IN PEN、ON&NO:
多分こんな感じだったはず……今回のレクチャーでなんか一つ練習するとしたら多分これです。テア&ノーテアパッドと組み合わせられないかな……
ビルインペンの方はサインされたお札がペンの中から出てくるというものです。これの解説編で「うっそやろお前」というような驚嘆が巻き起こりました。
これも私の角度的に割と重要な種が見えてたんですけど、これは他の人にはバレずにできてたのかな……?(この道具に対して不信感があります。○イン○でよくあるアレです)
ON&NOの方も似たようなムーブでした。つまり驚かれるような動きです。
これに関してはアイデアという感じですね。スリービング一つでちょっとした小ネタができるよって感じです。
現象としては、客にメモ帳とペンを渡して「ON」と書いてもらいます。これを逆さまに向けると「NO」となり、ペンの蓋が取れなくなります。もう一度「ON」にすると、ちゃんと蓋を取ることができるようになるという流れです。
あとレクチャーの演目としてはなかったでしょうけど、インビジブルペンのルーティンを見せてもらいました。レクチャーので一つ練習するとしたら~と書きましたけど、リスト外のを入れてもいいならまぁまちがいなくこれです。ペン一本だけで軽く見せられるマジックなので、スリービングを習得したなら重宝するんじゃないでしょうか。
:2ドルのお話:
なんだこのレクチャーを受けた人に伝わればいいやろ的なタイトルは!!まったく!!
はい
実際は5ドル札を使ってたみたいです(入手しやすいからだとか)。このマジックはそこそこビジュアルな交換現象です。
幸せを運ぶお札の話をして本に挟み込みます。その後カードを一枚選んでもらい、そのカードを探すといって一枚のカードを探し出し手に取ります。
そしてそのカードが一瞬にしてお札に代わり、本を開くと挟んでいたお札のかわりに選ばれたカードが出てくるというものです。
これはいじり甲斐があるなぁとおもいました。私の演技スタイルからして海外のお札は合いませんけど、おふだなら、もしくは人型なら召還なり魂の依り代なりの演出ができそうだなと。いっそカードじゃなくてもいいなら他の物質でもいいんでしょうけどね……
いつかちょっと考えるかもしれません。
:LIE:
これすごい好きです。
後にRyu-kaさんも言ってたように「読める(なんなら割と知られている)」作品ですけど、ハマれば大きいなと分かる作品です。
現象としては目隠しして客のカードをすばやく見つけ出してみせるというもので、ちょっとした失敗をしてしまいますがそれをも結果として予言されていたという類のものです。
目隠しして見つけ出すことには成功し、予言も成功し、更に大きな予言で全ては予定調和だったことを示します。
このストーリだけでも惹かれるものがありますね……。素晴らしいです。起伏もあるので上手くやれば引き込むことすらできるかもしれない。これもいじってやると伸びそうですねぇ……
本当に、読める人には読めてしまうという点が惜しくて、そこをどうにかカバーできる話が要るなって感じですね。ソルハさんのはまだちょっと弱いかなって感じです。コメディが好きなんでしょうかね……?
用意する物がわりとめんどくさいですし、ちょっと練習が要ります。あと演技力が要ります(最大の難関)
ただ、その分の価値はあるんじゃないかな……これはやってみたい作品です。まったくもって演技スタイルには合ってませんけどね……
用意するのがめんどくさいとは言いましたけど、一度用意すれば使い続けられるものですし、何度かやるつもりがあるならそこまでの手間ではないでしょう。
とまぁ、こんなところですかね。
カップアンドボールとスリービングとLIEが私の中では衝撃が大きかったです。
スリービングの練習しよう……って思えました。あんなに不思議なものなんだなと
あとは他にも2次会3次会4次会とあって新たな繋がりを得たり知らない話を聞けたりと充実した一日でした。
sleevingというDVDもお勧めです。カップアンドボールとビルインペンとON&NOは収録されてるはずです。
時々「全部DVDで解説してたやん?」ってレクチャーとか、本当に実演と種明かしだけみたいな「うーん」っていうレクチャーもあるんですけど、今回のレクチャーは当たり側です。
まぁいくつか知ってたのと通訳というほどの通訳はいなくてある程度自分で聞き取らなきゃいけなかった事がちょっとネックでしたけど、総じていい刺激を得られました。
次はベベルレクチャーだなー、スライト諦めてるとかいうわりに技術で群を抜く人達のレクチャー行くって言うね……
諦めてるけどできるようにはなりたいんだよ……
まぁ、レクチャー編は次はベベルさんのを書くと思います。
今回なんと推敲なしで急いで書いてます。(仕事あるくせにギリギリに書いてる)
なので、なんかこう、あら捜しはお任せします。せっかくレクチャーなんだからこういうとこ書いて欲しかったとかあれば言って下さい。汲めそうなら次回反映してみます。
さーて、ではまたー
(月ノ風)
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