めいこいラヂオ#10に出ましたよ
9月20日の22時からニコニコチャンネルの「めいこいファンクラブ」で放送された
” 浪川大輔 KENN 岡本信彦 めいこいラヂオ 浪漫deナイト#10 ”
に出演?させて頂きました。
ラジオ?
人生初ラジオ(?)ですよ!
てかラジオと呼べるんですかね?普通に映像入っていますし…
タイトルに「ラヂオ」とあるのでラジオで良いのかな?
前の投稿で出るよ〜的なことを告知していたのですが、公式のブロマガを見たらやる内容がかなりボカしてあったので、「あ、これマジックと催眠術やるって書かないほうが良い奴か…」と思い、かなりの修正を入れています。
今回の仕事は以前からの知り合いでもあるラジオディレクターの方からのオファーでやることになりました。と前の投稿に書いていますね。
オファー内容
オファー内容は放送通りのことで、
- パーソナリティーにマジックを教える
- 私自身がクロースアップマジックを披露する
- 時間と条件が合えば催眠術をする
と言うものでした。全部やりましたね。
どれもやったこと無い、或いはほぼやらないことなので戸惑いがありました。
マジックを教える
まず私は人にマジックを教えることがほぼありません。
正確には、同業者やある程度マジックが出来る人に特殊なマジックを教えることはありますが、非マジシャンの方に教えるという経験がありません。(以前に何回か初心者向けのマジック講座を開いた時も来たのは全員経験者というね!)
今回はたまたまマジック経験のある岡本信彦さんに教えることになったのは幸運でした(^ρ^)
完全な初心者相手だったらあんなにも早くやり方を伝えることはできなかったと思います。席をあまり外しているとファンの方がガッカリしますしね?
で、今回教えたのはルーク・ジャーメイのネタだったので、「メンタリズム?」というコメントは実に的を射たものでした。
もしかしたらマジックとか詳しくないのにこのブログを読んでしまっている方もいるかと思うので簡単に説明すると…
メンタリズムとマジックは似て非なるものです。
100年ほど前の有名なメンタリスト、現代のメンタリストにも影響を及ぼすアイディアや現象を考えたセオドール・アンネマンは「メンタリズムはマジックの成長した形である」と言っています。
元々はマジックがベースになっているので、マジックが出来る人はメンタリズムもある程度出来ますし、逆も又然りです。
説明すると長くなるので、気になる方は以前の投稿を読んでいただければ理解し易いかと思います。
クロースアップマジック
マジックをラジオ?でするというのは初めてでした。
そもそもああいった場でやったことが有る人のほうが少ないのでは?
更に言うと手元だけを映した状態で、尚且つマジックらしいマジックをするというのも初めてでした(たまに遊びでYouTubeやニコニコ動画にマジック動画をあげますが、それはノーカンで…)
やったのはレナート・グリーンのカードマジックとカップ・アンド・ボールでした。
特にカップ・アンド・ボールは多分4年ぶりぐらいにやったと思います(^ρ^)
やらなくなった理由は海外の知人にカップ・アンド・ボール等の道具一式を預けていたら、その方が急逝してしまい荷物の行方がわからなくなってしまったからです…
今回マジックをするということで新調しましたが、あまりにも久しぶりすぎて若干失敗しました(笑)
リカバリーに直ぐに入ったので、恐らく失敗は気が付かれてない、若しくは忘れ去られているかと思いますが、動画を見直されたら分かるかと思います/(^o^)\
それと最後にレモンを突っ込む所は流石に固定カメラだと見えてしまったと思います。
カメラ相手にやるというのが不慣れだったのもありますし、すぐ横で見ているパーソナリティーが驚く事を優先した結果ある程度犠牲にした部分でもあります。
ああいう放送ってパーソナリティーが喋ったりリアクションしたりするのを聞いて楽しむものだと思いますし、その判断に間違いは無かったと思いたい所です(他に用意したネタもあるにはありましたが、レモン出したほうが良いかな?と思いノリでコレに決めました)。
催眠術
恐らくこれが最も反響があったかと思います。
催眠術がメインで呼ばれたようなものですしね!(私はマジシャンよりもメンタリストとか催眠術師的なイメージのほうが強いそうです)
最初オファーが来た時にかなり戸惑った部分でもあります。
催眠術は短時間でかけようと思うと古典的アプローチでやるのですが、これは25%程度の人にしか効果がありません。単純計算では4人に1人が掛かるということです。
で、今回のパーソナリティーは3人なので、確率的に1人も掛からないという可能性すらあったわけです。
一応、早ければ30秒で催眠術に掛けることも出来ますがそれは掛かりやすい人が相手の場合で、普通の人が相手であれば2〜10分とかなり幅がありますし、今回は構成的に5分も使えない状況でした。
まぁ、経験上役者の方は掛かりやすい人が多いのでそこまで心配していなかったんですけどね。
本番前の打ち合わせ時に被暗示性テストを絡めた簡単な暗示誘導をする時間を貰えたのはかなり助かりました。
そこで浪川大輔さんとKENNさんがかなり被催眠性が高いことが分かりましたし、最初に軽く掛けたお陰で本番ではかなりスムーズに催眠誘導が出来ました。
催眠術は一度掛かると二度目からは比較的簡単に掛かるという性質がありますし、回数を重ねることでよりその傾向が強くなります。
もっと言うと掛かりにくい人でも何回かやれば掛かるようになるので、今回全く掛からなかった岡本信彦さんも何回か試せば掛かるはずです。そこまでの時間とモチベーションを確保出来ればの話ですが…
(天才催眠術師と言われ精神科医でもあったミルトン・エリクソンは掛かり難い人相手にやった時は誘導までに数日かけてトータル8時間前後かけたという逸話があります)
更に言うと、KENNさんは最初に現場入りしたこともあり私と話す時間が長く、テストを兼ねた暗示誘導を2回やる機会があったので、その分掛かりやすかったと言えます。
というのも、1回目のテストではそこまで反応は無かったのですが、浪川さんと岡本さんが来てからやった2回目の簡単な暗示誘導では反応がかなり強くなっていました。
掛かる機会が多いほど掛かりやすくなるという法則がバッチリ当てはまったというわけです。
ちなみに、ピュアな性格とかあまり関係はなくて、すぐ掛かるかすぐに掛からないかの差しかありません。疑り深い人でも数十秒で掛かる人がいれば、凄く純粋な人でも掛けるのに数日必要、ということはよくあります。
催眠術に掛かりやすい人は想像力が高く催眠術を恐れる人です。恐れると言うのは自分が掛かった姿を想像してしまっているからなので、単に興味がある人よりも更に強く想像が出来ているわけです。
逆に「凄く興味がある!」「かかってみたい!」とアピールする人ほど掛かりにくくい傾向がありますね。
ちなみに、放送作家の方が後ろで掛かっていたのはコメント見るまで気が付きませんでした(^ρ^)
おわりに
最後に催眠術について補足を…
催眠術はそこまで万能ではありませんし、特殊な暗示を入れない限りは持続時間も非常に短いです。
集中が途切れた瞬間に解けますし、時間を於いても勝手に解けます。
また放送では軽いものしかやっていないので、深く掛かりすぎるということはありません。
もっと言うと、見ている人に極力影響が無いように色々と省略した手順でやっていたので、よほど掛かりやすい人でない限りは放送を見て掛かるということはありませんし、掛かったとしても直ぐ自然に解けたと思います(パーソナリティーの方々には打ち合わせ時にちゃんとした誘導を一度しているのは上にも書いていますね)。
催眠術についてはまだ多くの人が誤解をしているかと思いますが、これをきっかけに興味を持っていただけたら幸いです。
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