考察:シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。第1話

日本テレビ系で現在放送されている『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の適当な考察です。

闇に隠された真実を、忖度なく暴け! 巷に溢れる悪質なセクハラ・パワハラ、組織の不正に権力者への忖度…。週刊誌やネットで事件の噂や憶測が飛び交っても、結局、真相はグレーなまま闇に消えていくことも多い。そんな目に見えない壁に阻まれた事件に大胆不敵に切り込んで、隠された真相を容赦なく暴いてくれるヒーロー&ヒロインがいてくれたら…! この物語は、驚異的な身体能力を持つ謎の女・ミスパンダと彼女を操るメンタリスト・飼育員さんが、「Mr.ノーコンプライアンス」からの依頼を受け、世の中のグレーな事件にシロクロつける! 警察やマスコミが触れない「隠れた真相」を大胆に暴く最凶バディが誕生する!

この作品、主人公が「メンタリストN」として活動しており、メンタリズム的な部分があるのでその考察になります。ちなみに、この作品のメンタリズム監修にはメンタリストDaiGo氏のプロデューサーである眉村神也氏がクレジットされているので、恐らくそこそこしっかりしていると予想しています。

※好き勝手に考察しています。9割は妄想です。
※アイキャッチの画像は全く関係の無いフリー素材です。
※一般向けに分かりやすく敢えて「催眠術」と言ってます。

ミス・パンダ

やたら肉弾戦に強く、身体能力も高いのですが、これはいつ訓練したのか気になりますね…

催眠術でリミッターを開放できる…なんてことはなく、できてベストパフォーマンス、それかベストに近い状態を作る程度しかできないので、ミス・パンダの中の人が元々身体能力お化けだった説を推したいところです。その上で恐怖心を抑えるような暗示を利用すれば、バーサーカーみたいなのは作れなくもなさそうです。

表の顔としては囲碁棋士をしており、頭の回転は良さそうです。頭の回転が良い人は運動神経も良くなりやすい傾向があるため、そういう意味でも素養があったのかも知れません。

なお、ネガティブになりやすく、高度な共感能力がありそうなので、催眠術への反応性はかなり高いと予想できます。

気になるところとしては、催眠術中の記憶を失う現象(Post-hypnotic amnesia)は起こりやすいと仮定しても、それは時間経過や本人の意思で割と簡単に思い出せる問題があります。ここまで解離性健忘的なことが起こるかはなんとも言えません。

もしかすると、物語半ばでミス・パンダでの出来事を知った上で昼間も活動していました、なんて事があるかも知れませんね?

メンタリストN・飼育員さん

作中でテレビ出演時に名乗っていた名前っぽいです。本人はテレビに向いていないと思っているとか…

本業(?)は大学生で、恐らく医学部の5年生か6年生(精神医学の講義のシーンがあったので)。

テレビ出演時にやったこと:ESPカード?

相手が選ぶESPカードを予測するってことをやっています。

外した時のアウト(逃げ道)が無い方法でやっているので、本人的にかなり自信があったか、メディア特有の手法を使ったかは不明です。仮にテレビ的な方法が使われないとすると、少し露骨な手が使われている気もします。

まぁ実際にできるかどうかと聞かれたら…できます。が、私ならその人を観客に選びませんね(笑)

少し違いますがESPカードの現象はよくやりますし、実際にやる場合、方法は大きく分けて3種類あったりします。

テレビでは失敗を減らしたいと思うので、某Pから始まる手法を使ったと考えるのが自然かと思います。あくまで現実でやる場合ですが!ただ…私も某WEBラジオの生放送で似たようなことをサイコロジカル・フォースだけでやっていたので、この主人公も頭が少しおかしいだけかも知れません。

なお役者の演技では、サイコロジカル・フォースをしている風な動きが入っていましたし、某Dから始まるメンタリストみたいな口上も入ったりと、この辺に監修が入ったのかな?と思ったりもしました。

「あなたの野生をコントロールして導いたんです」ってセリフは誰が考えたんでしょうか?(笑)

なお、本能とかシステム1を「獣」と例えている人もいるので、この言い回しが特におかしいってこともありません。

ESPカード?

まぁ、そんなことよりも、このESP風のカードが気になりました。

本来ESPカードは5枚なのですが、この作中では6枚使われています。本来無いはずの三角形があるんですよね…これESPカード(ゼナーカードとも)をよく知らない人がESPカードの絵を描く時にやりがちなミスなので、知ってる人が後から波を追加したのか、初めから6枚でやろうと思っていたのかは不明です。

催眠誘導

催眠誘導をするのにある手法が使われています。これに関しては不可能では無いと言えます。

最初に催眠状態に導いた際にトリガーを決めておけば次からは手順を省略して誘導ができます。環境と動作を1つのセットにしておけば、日常生活で誤作動することもありませんし、程度の差はあれど可能です。

強い

この主人公、メンタリストのくせに肉弾戦が強いんですよ!

どうも日本で「メンタリスト」が出てくると肉体的にも強いチートキャラが多めな印象があります。『PSYCHO-PASS3』の主人公とか。

表情分析

日本人にあてはまるあてはまらない、そもそもオリジナルの研究に問題がある、と論争のある微表情の話が出てきます。

表情については第1話で2回ほど言及されますが、1回目の方は有り得そうです。2回目に関しては、上述の通りです。そもそも緊張してたり、仕事モードに入っていてもそうなるのかは不明なんですよね…あと、主人公が見たタイミングでたまたま兆候があったのか、常にその兆候が出ているような心理状態だったのかも不明です(微表情の場合、一瞬で消えてしまうので変化の瞬間を見ている必要が…)

これがメンタリズムの初歩中の初歩…なのかは何とも言えません!そのセリフ、ホームズの真似かっ!

メンタリストあるある

フィクションに出てくるメンタリストに共通する特徴をこの人も持ってました。

家族が殺されています。そしてその犯人はだいたい物語に深く関わってきていると…

まとめ

メンタリズムという単語が過大解釈されていますね!

イメージとしては海外ドラマの"MENTALIST"と"SHERLOCK"を足して2で割って、ハーレー・クインのフレーバーを足した感じです。

何と言いますか…色々な要素を詰め込みまくってごちゃまぜ感があります。各方面の層を取り込もとうしているのか、制作陣にそれらが好きな人がいたのか…

個人的には割と好きですが…(゚∀゚)

今後も見逃せません。


放送は毎週日曜日22:30〜

放送後に1週間公式サイトから見逃し配信がされています。また、Huluで全話配信されるようなので、気になる方はそちらでチェックするのもありです。

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