小道具とギミックの自作

小道具とギミックの自作についてです。
ちなみに小道具は英語でpropで、ギミックはgimmickです。

結論から言ってしまうと、高い精度や見た目の美しさを求めないのであれば作れるものはたくさんありますし、そんなに難しくないです。

私はメンタル系に手を出し始めてから自作する傾向が強くなりました。

メンタルマジックなどに使われる道具は封筒などの文房具系が多いですし、単価が安すぎてショップでは並ばないのでは無いでしょうか?

ショップなどで販売されている小道具なども工業製品でない限り、自作で到達可能なクオリティであるものが多いように感じます(もちろん、工具などがしっかり揃っていればですが…)

きっかけ

Piff the Magic Dragon

ちなみに、私が自作してみようと思ったきっかけはいくつかあって…

今ではPiff the Magic Dragonという名前でイギリス・アメリカで人気のマジシャンが10年以上前に出したレクチャーDVD『V.D.P』がまずあります。

キグルミを着たふざけたマジシャンで、フラリッシュ?も口で効果音をつけただけのものですが、この人ロンドンのマジック・サークルに最年少で会員になったりと本当は超絶に上手い人です…

レクチャーを出した頃は名前がまだジョン・ヴァンデ・プットですね。

マーティン・ルイス

もう1つのきっかけは『メイキング・マジック 第1巻

タイトルが既にオチになっている気もしますが…自分で作れるサロンマジックというのがコンセプトで、定番ネタであるカーディオ・グラフィックの作り方等が解説されています。

個人的にリップスティック(チャイニーズ・ステッキ)が結構好きだったりしますが…作るだけ作って1つも人前でやったことがなかったり...(ぉぃ)

この辺はまだ小道具という感じがしますが、最近よく作っているストリッパーデックやマークトデックはジャーメイのレクチャーとボリスワイルドの影響です。

特に後者が決定的でした。

ボリス・ワイルドとルーク・ジャーメイ

ボリス・ワイルド (著), 富山 達也 (翻訳)

これを読んでからマークトデックの自作に対して興味が湧きました。
※以前に感想を書いています。

ボリス・ワイルドの著書をよみ、ジャーメイのMarksman Deckのとある部分、具体的には2箇所ほど(3箇所?)に満足が出来なくなったので、マークトデックの自作を決めました。
※Marksman Deckに関しても以前に投稿をしていますね

あ、Marksman Deckに不満点はあるものの、なんだかんだで工場生産品なので質なども一定ですし、最近出たリフィルが結構安いのでこれからも使っていく予定です(^ρ^)

リフィル1ダースが先日届いたので、使う分にテーパー加工を掛けたりしていますヽ(=´▽`=)ノ

最近めっきりマジック関連の道具を買わなくなったのは、自作品で事足りてしまうからです。

物によっては自作するほうが高くつくこともありますが、自分用にカスタマイズ出来ること、普通のものを改造するので見た目的にマジック専用の小道具感が無いというメリットがあります。

ペンデュラムなんかもそうで、市販品に安いのもありますが、鎖が短すぎたり、トップが小さい、先端が真下を向かない、良いものはひたすらに高い(1万円超えます)、デザインが気に食わない等の理由で作り始めました。

問題があるとすれば、意外と仕入れ値が高いこと…/(^o^)\

他のものだと…バーンスタインの本はおすすめしにくいのですが、中に書かれているスワミギミックの作り方は結構参考になりました。今使っているのはそれにバナチェック風なアレンジをくわえたものとなっています。

あとは…Shin Limの影響も結構あります。
個人的にShin LimがDIYの解説をしているのを見ると、わくわくさんを見ている気分になりますね。

そういえば、最初にメンタルをやるようになってから…みたいなことを言っていましたが、メンタル系についてはバーンスタインしか触れていませんね…

メンタル系ギミックで参考しにしたもの

メンタル系のギミックは、素材がアマゾンや100円ショップ、大きめの文房具店で比較的簡単に入手できます。アンネマンの封筒は100円ショップのもので作れますし、文房具店に行けばクラフト用紙が売っているので好きな形の封筒を作ることも出来ます。ピーク用のメモパッドも市販品のを改造すれば出来る、というより売っているギミックもその程度のクオリティであることが多々あります。

こうしてショップでどんどんものを買わなくなって行くわけです…今ではショップで買うものは気になるレクチャー以外だと、特殊デックとサムチップくらいです(゚∀゚)

結論:

自作のメリット

  • よほど特殊なものでない限り自作は難しくない
  • 自作をすると他の人と道具が被らない
  • 日本市場にある製品で作るため、見た目が自然になる

自作のデメリット

  • 工業製品よりはクオリティが落ちやすい
  • ある程度の技術と根気が必要
  • 買ったほうがコスト的に安いことがある
  • 大量に必要な時に困る

 

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